この本を読んだ人と読まな人で「ボトルネック」の使い方が変わる

今日の読書メモは、こちら、「ザ・ゴール 企業の究極の目的とは何か」
TOC(制約条件の理論)を概念的に教えてくれる大変わかりやすい本でした。と書いてしまうと難しそうなのですが、日々いろんな場所で起きることをこの考え方でとらえてみると、必ず問題点の本質を見出し、なんでも解決できそうな気になってくるから不思議。

ボトルネックという言葉がよく使われますが、その言葉がいかに曖昧に使われてしまっているかがわかります。分厚いのに物語で進むので読みやすいのが嬉しいです。

気になったポイントをメモ

自分が使えるのは、自分自身の目、耳、手、声、それに頭以外にないのだ。もちろん能力に限界はある。しかし、それだけしかないのだ。自分自身しかないのだ

追い詰められた時の感覚を思い出させてくれる言葉。結局その場で使えるものを最大限使うしかない。そこに向き合うことが一番成長する瞬間でもある。

従属事象と統計的変動、この二つの組み合わせが重要

前後関係のある従属的プロセスと、それぞれが統計的変動を伴うプロセスの両方を伴うものには必ず流れがスタックするポイントが生まれる。それを丁寧に特定し、取り除くことが求められる。

ボトルネックとは、その処理能力が、与えられている仕事量と同じか、それ以下のリソースのこと。非ボトルネックは、逆に与えられている仕事量よりも処理能力が大きいリソースのこと。

この全体の目的に向かうに当たって存在するボトルネックを特定することがいかに全体のアウトプット(本誌ではスループットと呼ぶ)を最大化させていくかがよくわかる

リソースをただ単純に最大限まで働かせることは、まさに愚の骨頂なのだ。「このルールでは、工場内の全てのリソースの能力を個別に最大化してはいけない。リソースが個別に最大化されているシステムは、全体的には全く最適なシステムではないのだ。それどころか、非常に非効率なシステムのはずだ」とジョナの説明が続いた

人間の活動は必ず複数のリソースの組み合わせだが、その効率化、最適化には、ついそれぞれリソースの最適化を考えるが、各リソース能力最大化が全体のアウトプット低下に繋がるというのが非常に新鮮な事実として突きつけられます

「重要なのは、スループットこそが一番大事な評価基準だという考え方に転換したことです。我々にとって、改善とはコスト削減ではなくスループットの向上だったわけです・」

全体のスループットは何かを何度も問い直す必要があると感じる。

彼は、私にはっきり言ったんだ。周囲の力に頼ることなく、自分たちでできるよう、自ら学ばなければ駄目だねと。自分でこの思考プロセスを学び取らなければならなかったんだ。その時初めて、自分の仕事が何なのかがわかるんだ。

主人公にアドバイスをし続けた登場人物が、核心となる本質部分を主人公に気づかせるために、「教えない」という過程が何度も出てくる。自ら考え抜き、学び取ることが本当の力に繋がるということだとおもが、この一説を最後のページに持ってくる所に作者の意図を感じる。

 

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