【読書メモ】政策立案の中枢にいた方が「ごめん、政策間違ってたわ」といっている本

今日は、中谷巌さんの『資本主義はなぜ自壊したのか 〜「日本」再生への提言』の読書メモ

小渕内閣の「経済戦略会議」の議長代理までつとめた人物が間違いを認め懺悔している珍しい本です。 政策を立案する中枢にいた立場として、現在の金融不安、格差社会、環境破壊をもたらしている事に対して自分たちが押し進めてきた政策の問題点を指摘しています。

①なぜ金融経済の不安定を招いたか

②なぜ格差社会はさらに進行しているのか

③なぜ引き続き環境破壊は続くのか

それは、グローバルキャピタリズムにより人・モノ・金が小さくなった世界を自由に行き来することに起因するのですが、人間の欲望のはてに待ち構える問題の大きさとわかりやすく語られています。

あらゆる現代の課題に対して、世界規模で進行する自由資本主義経済の特徴がいかにリスクと隣り合わせであるかということが経済に全然疎い自分でも、理解できます。

著者の新しい提言については賛否両論あるようですが、環境立国については個人的に賛成です。

中国やアメリカが自分の利益ばかりを考えて二酸化炭素を垂れ流している中でも、あきらめずにその対応策を研究し、ほらこっちの方がクリーンで便利ですよ!それにこんなに経済的!といったすてきな提案がどんどんできる国でありたい。 とそんな事も感じさせてくれる経済初心者には良書なのではと思います。

 

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